Asian 4 Front『A4F』（2012）
11月30日、台湾リリース。Takeshi（日本・沖縄）、Lin（台湾）、Air（台湾）、Minami（中国・北京）、アジア出身の男女4名によるダンスポップユニット・Asian 4 Front（A4F）の1stアルバムです。
3rdシングル『Missing U』の中国語バージョンと日本語バージョン。
A4Fの成立は2012年1月となっていますが、前身はTakeshi、Lin、Airが2008年に結成した男女8人組ユニット・dance flowです。
3人は台湾のダンス教室でインストラクターとして出会い、dance flowを結成。台湾のダンスバトル番組に出場して注目を集め、2009年にavex taiwanと契約しました。2010年4月、1stアルバム『df1』でデビュー。a-nation（2010年）やAsia Music Summit（2010年，2011年）への出演で来日も果たしています。
しかし、活動の場がアジア地域に拡がったことでメンバーのスケジュール調整が困難となり、2011年10月、Takeshi、Lin、Air、avex chinaボーカルオーディション出身のトリリンガル・Minamiの4人体制となったのを機に、avexとの契約を終了。2012年1月、“4人のアジア人が先頭を切って突っ走る”という意味を込めたAsian 4 Front（A4F）の名で、新たなスタートを切りました。
A4Fは8月から毎月1曲ずつダウンロードシングルを配信しています。リードボーカルを務めるMinamiが中国語、日本語、韓国語を話せることから、それぞれ3つの言語バージョンを用意。YouTubeやFacebook、3ヶ国語で閲覧可能な公式ブログなど情報発信メディアを積極的に使いながら、アジア全域を見据えた活動を展開しています。
今回リリースされる1stアルバム『A4F』には、これまでに配信したシングル3曲、『Party Tonight』、『W3're 6on' m4ke 1t』、『Missing U』の各言語バージョンと、今月配信されたm-floの☆Takuプロデュースによる『Missing U』韓国語リミックスバージョンの全10曲を収録しています。
順に『Party Tonight』、『W3're 6on' m4ke 1t』、『Missing U』韓国語☆Takuリミックスバージョン。
ひじょうに洗練されているバランスの取れた大人のユニットという印象です。日本語ボーカルも違和感ありません。ビジュアルもいいですし、メンバーそれぞれキャラが立っています。台湾を拠点に中国大陸、日本、韓国と、最初からアジアをターゲットとしているところも応援したい要素の1つです。
ただ、洗練されているということは、アクが少ないということでもあります。ユニットとしての個性を出しづらいかもしれません。大きなベクトルを得るにはバランスを崩すくらい強力にアピールすることも必要となってくるでしょう。台湾には濃いアーティストがたくさんいますからね。
A4F、加油～！期待してますよ～！
A4Fのメンバーは、いま話題の映画『逆光飛翔』に出演しています。Linは小美（シャオメイ）役で、TakeshiとAirはダンスシーンでの出演だそうです。
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