いよいよ来週に迫った第22屆金曲獎、今回は最佳新人部門にノミネートされた候補の紹介です。といっても、ほとんど情報を持っておりませんので、サラッとですけど…。
2011第22屆金曲獎最佳新人入圍者
前回の受賞者は、女性シンガーソングライター・徐佳瑩でした。
今年ノミネートされたのは以下の5組です（男性2、女性1、バンド2）。
io樂團『就算今天贏了，明天又會如何？』
郁可唯『藍短褲』
嚴爵『謝謝你的美好』
韋禮安『韋禮安』
MATZKA『MATZKA』
ところが5月19日、事件が発生！画面を覆う文字の列はいったい…。
※リンク切れました。
雰囲気的にはどうやらノミネートされていた大陸出身の新人女性歌手・郁可唯が、じつは新人賞の選考基準に外れていたことが判明した、という内容のようですね。記事によると、どうやら2009年9月に『郁音繞梁DSD』という作品を既に大陸で出していたことが判明。これが新人賞の基準に引っ掛かった…みたいな感じでしょうか（詳しいことはサッパリですが…）。郁可唯は前回紹介した林凡とのデュエット曲や、C-POP界十大音楽人が参加した今作の楽曲がドラマ『犀利人妻』の挿入歌に採用されるなど、たいへんな期待をされての台湾デビューだったのですが、妙なことになったものです。
では気を取り直して。
io樂團『就算今天贏了，明天又會如何?』
ほとんど情報がありません。2004年にカナダで結成された男性4人組ロックバンドで、既に向こうで活動をしているようです。これが台湾デビューとなるわけですが、いちおう新人の扱いになるのでしょうか。郁可唯の件もあるだけになんだか釈然としません。最優秀バンド部門にもノミネートされていますね。たしかに上手いです。新人賞よりもそっちを獲りそうな気がします。
嚴爵『謝謝你的美好』
現在23歳、台湾レーベル・相信音樂B'in Musicイチオシの大型新人です。今回ノミネートされた中では最も新人らしい新人ですが、モノが違います。幼少時からピアノ、ジャズドラム、ギターなど多くの楽器をたしなみ、作詞作曲、編曲までもこなすその才能は、新人にしてレコード会社に全面バックアップさせるほどの逸材。昨年の香港四大音楽アワードの1つ新城国語力では新勢力歌手賞に輝くなど、早くも実力は折り紙付きです。個人的には彼に新人賞をあげたいんだけど…。最優秀アルバムプロデューサー賞にも共同ノミネートされています。
★祝！第22屆金曲獎【最佳新人獎】、受賞！★
韋禮安『韋禮安』
范瑋琪、張韶涵、劉若英らに楽曲提供するなど、既にクリエイターとして活躍しているソングライターで、じつは今回新人賞と同時に最優秀国語シンガー賞、最優秀作曲者賞のほうでもノミネートされているほどの実力の持ち主です。耳に優しい歌声、穏やかでバラエティーに富んだメロディー。新人賞は韋禮安が獲る、と僕は予想しています！
★祝！第22屆金曲獎【最佳樂團獎】、受賞！★
MATZKA『MATZKA』
こちらもほとんど情報がありません。デビュー以前から数々のコンテストに参加している、原住民族出身の4人組レゲエロックバンドです。最優秀バンド賞にもノミネートされています。おもしろいな～、イイですね～これは。台湾だからこそ醸し出される雰囲気なのかなぁ。台式雷鬼（台湾レゲエ）と書くそうです。僕は気に入りました。けれど、新人賞となると…？？？
この4組です。誰が獲ると思います？
