sasanoji電台【台湾ポップス専門】

こちらはsasanoji電台第1廣播、TW-POP専門チャンネルです。

今年の猫の日は、李幸倪のお話。

令和4年2月22日、火曜日。時刻は午後10時を回りました。

皆さん、こんばんは。いかがお過ごしでしょうか。人知れずコッソリ不定期放送中、フェイクラジオ・sasanoji(ΦωΦ)電台です。

 

きょう2月22日猫の日、ですね。ということで今回も、猫にまつわる曲をお送りいたします。今夜ご紹介するのは、マレーシア出身で現在は香港で活躍している実力派女性歌手、李幸倪Gin Leeのエピソードです。

 

 

李幸倪Gin Lee『Dear Secret』(2020年)

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李幸倪(リーシンニー)については、10年前に一度取り上げたことがありましたね。1987年生まれ、マレーシア出身の中国系マレーシア人です(祖籍は広東省)。お父さんはバンマス兼ドラム奏者、お母さんは名の知られたクラブ歌手、従姉は実力派女性歌手の符瓊音Meeia Fooという、音楽成分の濃い環境に育ちました。
2009年に1stアルバム『ONE & ONLY』(華語)で現地デビュー。翌年、台湾や香港のオーディション番組に出場して注目を集め、2011年、香港レーベル・BMAと契約。同年、1st EP『Here I Come』(広東語)で香港デビューを飾りました。翌2012年には初広東語アルバム『Gin Lee』、2013年には2nd EP『Ginetic』をリリース。いずれも高い評価を受けましたが、契約が満了する2014年、BMAは何故か彼女との契約更新を行なわず、それで作品を出したくても出せない、本人は『暗黒の時代』と呼んでいるようですけども、1年余に渡って不遇の日々を過ごすこととなります。

暗中模索していた彼女の元に2匹のブリティッシュショートヘアがやって来たのは、おそらくその頃でしょう。グレー(ブルー)の男の子が芝麻糊、ホワイトの女の子が杏仁糊。メディアにも猫を抱いた彼女の写真がたくさんUPされてますが、当時この2匹の存在がどんなに彼女の心を癒やし救いとなったことか、想像に難くないですよね。

その後、李幸倪は2015年12月に香港環球唱片Universal Music Hong Kongと正式に契約し、香港トップシンガーへの道を駆け上がっていくわけですが、2020年4月、その彼女を大きな悲しみが襲います。芝麻糊が膵炎を患い、この世を去ってしまったのです。

 

 

ではここで、2020年11月にリリースされました4枚目の広東語アルバム『Dear Secret』から、愛猫・芝麻糊への想いを綴ったナンバー『開燈。熄燈(熄燈版)』をお聴きください。

 

いやぁ~、このMVは胸が痛みますね…。撮影中、ホントつらかっただろうと思います。でも、これが彼女の気持ちの整理の付け方、悲しみとの向き合い方…だったのでしょう、たぶん…。

李幸倪はいつもは滅多に人前で涙を流さない、意志の強い性格なのだそうですが、この時ばかりは精神的にかなり不安定な状態(鬱)に陥ってしまったようで、SNSにUPした動画で突然泣き出したり、この曲の収録中も途中で歌えなくなって何度も大声を出して中断、スタッフを怯えさせたとの話も伝わっています。一時、彼女との連絡が取れなくなって安否が気遣われたりもしていたようですね。大変なショックだったのだろうと思います。

 

芝麻糊がいなくなってもうすぐ2年になりますが、2月2日、彼の映像がたくさん使われている『開錯燈』のMVが公開されました。僕も思わず涙してしまいましたが、でも、ようやく彼女も想い出として向き合えるくらい心が回復してきたのかな…と、ちょっと安心もいたしました。今年、新作をリリースするようなことも匂わせておりますので、期待しましょう。※『開錯燈』のMVの公開は昨年の2月2日でした。すみません^^;。

今夜は香港の女性シンガーソングライター・李幸倪と猫のお話をご紹介いたしました。

 

それでは最後にアルバム『Dear Secret』から、4曲目に収録のナンバー『開錯燈』を聴きながらお別れです。

明日は天皇誕生日、祝日ですね。皆さんにとっても、ペットたちにとっても、良い1日となりますように。お相手はsasanoji(ΦωΦ)電台でした。ごきげんよう。拜拜!

 

 

僕は猫を飼っていないので、猫が出てくるYouTubeチャンネルを観ながらQooboをモフるニャ。

 

 

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本日のオンエア曲

 

 

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