sasanoji電台【台湾ポップス専門】

こちらはsasanoji電台第1廣播、TW-POP専門チャンネルです。

東日本大震災から10年。

令和3年3月11日、木曜日。時刻は午後11時を回りました。

皆さん、こんばんは。いかがお過ごしでしょうか。人知れずコッソリ不定期放送中、フェイクラジオ・sasanoji電台です。

 

あれから10年。
あの日、あの時、皆さんはどこにいましたか。何をしていらっしゃいましたか。十年一昔とよく言いますが、あの瞬間の記憶はきっと今でも、皆さんありありと思い出すことが出来るのではないでしょうか。僕もそうです。

 

以前にも何度かお話していますけども、僕がこの番組を台湾ポップス専門に特化したのは、東日本大震災がキッカケでした。当時は韓流全盛期。台湾ブームが起きる気配など微塵もなく、そもそも台湾に興味を持っている日本人のほうが珍しい時代でした。その台湾から200億円以上もの義捐金が寄せられた。あの災厄を自分の家族の身に起きた事のように悲しみ、とても『ありがとう』のひと言では感謝しきれないほどの大きな支援をくださった。これらの情報はネットを通じて拡散され、多くの日本人が台湾という友好国がすぐ傍にあることを心強く思い、また、今まで台湾をよく知らなかった人たちも興味を持って話題にするようになりました。それで、僕も何か個人的に台湾の皆さんの気持ちに応えることが出来ないかと、この台湾ポップス専門の番組を始めることにしました。

 

ということで今回は、これまでに放送した中から、東日本大震災に関連したMVをいくつか選んでお送りいたします。

 

 

 

台湾を中心に中華圏で活躍する有名アーティストらが多数参加した東日本大震災チャリティーソング『Believe 相信愛』。震災発生直後の2011年3月18日に放送されたチャリティー番組『相信希望Fight & Smile』の主題歌です。

 

 

 

日本の福井県が舞台となっている文音Rachel Liang『情人知己』です。梁文音はこのMVを撮影するため、2011年3月9日から3日間の予定で福井に入りました。そう、彼女は震災当日、日本に滞在中だったのです。MVの最後に彼女からのお見舞いのメッセージが入っています。

 

 

 

震災1年後の2012年3月11日、羊毛とおはな『冬のうた』をBGMに使用した財団法人交流協会(日本の対台湾窓口機関)制作による東日本大震災満1年CMが、現地台湾のTVで放送され話題となりました。翌2013年3月、羊毛とおはなの2人は台北でライブを行ない、感謝の言葉を伝えるとともに今後の台湾での活動を約束したのですが、残念ながらボーカルの千葉はなさんは、2015年4月8日に乳がんで帰らぬ人となってしまいました。享年36歳でした。

 

 

 

岩手県浄土ヶ浜で撮影した滅火器Fire EX.『繼續向前行』です。2016年2月3日、滅火器は岩手県宮古市にあるライブハウス《カウンターアクション宮古》でライブを行ないました。東日本大震災で傷ついた東北を励ますために、勇気づけるために、彼らはやって来たのです。本当に感動的なMVです。

 

 

それでは今夜最後の曲。本日公開されたばかり、滅火器Fire EX.『希望の明日』を聴きながらお別れいたします。お相手はsasanoji電台でした。おやすみなさい。

 

 

長いようで短かった10年。
日台の絆は確実に強く太くなりました。
僕は…ぜんぜん進歩していないけど、これを10年続けてきたことだけは、褒めてあげたいと思います…。(泣)

 

 

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本日のオンエア曲


※『Believe 相信愛』と『希望の明日』はラインナップなし。