令和2年1月10日金曜日、午後6時を回りました。
こんばんは。
人知れずコッソリ不定期放送中、フェイクラジオ・sasanoji電台です。
いやあ~、本当に光陰矢の如しですね。
令和2年1月、もう上旬が終わっちゃいますよ~。
で、来週の月曜は成人の日、祝日ということで~、正月明けて早々にまた明日から3連休なんですね~。
春のように暖かいと思っていたら、次の日は真冬の寒さに逆戻りしたり、精神(こころ)と身体(からだ)のバランスを崩しやすい時季ですけども、気持ちが萎えてしまわないよう下っ腹にグッと力を入れて、テンション“ややアゲ”で乗り切っていきましょうね。
さて今回は、タイトルのとおり『陳綺貞のラジオ』、のお話です。いえ、彼女がやっているラジオ番組の話…ではないんですよ。まずはコチラをどうぞ。
懐かしい~という方、大勢いらっしゃるでしょう。2005年9月に艾迴唱片(現・愛貝克思avex)からリリースされた陳綺貞Cheer Chenの4thアルバム、『華麗的冒險』のOPナンバー『旅行的意義』です。初出は2004年3月に自身のレーベル・cheerego.comからリリースした自主制作シングルですね。MVには第28回宜野湾はごろも祭り(2005年8月)の様子が写っていたので、公開はおそらく2005年後半ではないかと思います。
僕が意識して台湾ポップスを聴くようになったのは2010年頃からなので、残念ながらリアルタイムで聴いた記憶はないのですけど、昨年の12月16日、その『旅行的意義』のシングルリリース15周年を記念して新たなMVが公開されたのですね。それがコチラ。
ぐはあ~、何なんですか、この…光陰矢の如しを嘲笑うかのような美しさは~^^;。陳綺貞、15年前と全然変わってないじゃないですか~。むしろ可愛くなってませ~ん?
演出も心憎いですよね~。飛行機、地球儀、バイクなど旧作をイメージさせるアイテムを登場させたり、とくにラストシーンなんか、新旧2つ並べて見たらマジで鳥肌モンです。
さて、陳綺貞のラジオの話です。
この新作MVで新たに加わったアイテムがあるのですけど、ひょっとすると僕と同じく気になった方、いらっしゃるのではないでしょうか。手のひらサイズのレトロポップな小箱。最後、彼女がバイクで去って行くときに肩から下げているアレです。
これ、実在する商品で、名前をMuzen OTR(貓王小王子OTR)と言います。[*1]
中国では“真空管アンプの父”と呼ばれているキャリア40年のベテランエンジニア、曾德鈞Dejun Zeng[*2]が2010年に設立したオーディオブランド・Muzen Audio(貓王收音機)のフラッグシップモデルなんですね。シングル『旅行的意義』リリース15周年記念として製作された新MVは、そのMuzen Audioとのコラボ作品です。MV中で陳綺貞が立ち寄る骨董店・MUZENの店主は、おそらく曾德鈞本人でしょう。
1964年、7歳のときに初めてラジオと出会った曾德鈞少年は、以来その虜となり、迷うことなくオーディオエンジニアの道へと進みました。2004年頃からレトロ型ラジオの製作を開始。その中には貓王の雛形となるプロトタイプもありました。2015年、曾德鈞はクラウドファンディングサイトで貓王2の製作資金を公募したのですが、これが古い物を懐かしむ世代だけでなく若者たちからも支持を集めて大ヒット。翌2016年に続けて発売した貓王小王子、小王子OTRもヒットし、Muzen Audioは僅か3年で、ニッチブランドから中国の有名ラジオブランドへと大きく成長を遂げたのでした。
欲しいですよね~、小王子OTR。YouTubeに購入された方のレビューがいくつかあったので、ご紹介しますね。
この商品、狙い通りなのでしょうけど、女性ユーザーがけっこう多いみたいですよ~。
Muzen OTRは、FMラジオ、Bluetooth、オーディオ入力の機能を備えたレトロポップな外観を持つ小型スピーカーで、カラーバリエーションは全部で9色[*3]。ボディの材質は金属製と木製の2種類。本体それぞれのカラーに対応した専用のトランクとポーチが付属していて、木製ボディ用のトランクはレザー風となっています。トランクや本体を自分好みにデコレート出来るステッカーがイッパイ入っているのもいいですよね~、ツボを押さえてやがるな~という感じ。
本体背部にはMicro USB端子が1つあり、充電ケーブルと脱着可能なFM受信用ロッドアンテナの接続に使用するようです。あ、これ、FMの受信周波数範囲が海外用の87~108MHzとなっているので、日本ではそれより下の周波数の放送局は聴けませんね。その代わり、ワイドFM対応のラジオでないと聴けなかったAM局の補完FM放送を聴くことが出来ます。
映像と写真からしか様子がわかりませんが、細部までひじょうによく出来た、手作り感溢れる魅力的な商品だと思います。調べてたらますます欲しくなりました、小王子OTR。
それで、まさかAmazonには置いてないよな~と思いながら覗いてみたところ、ワオッ、あったですよ、小王子OTRが。でも値段を見て仰天。なんと34,000円近くもします…。
さすがにあの小さな箱に3万も出せんわいと、じゃあ台湾の博客來はどうだと覗いてみると、コチラは2,980ニュー台湾ドル。今のレートだと11,000円弱くらい。送料込みでもAmazonの半額ほどで買えそう。でもよく見たら、この商品、配送可能地域が台湾のみとなっていました。日本からの購入は出来ないようです…。
僕はアカウントを持っていないのですけど、誠品網路書店も見てみました。コチラの値段も博客來と同じ2,980ニュー台湾ドル。11,000円弱。配送可能地域等は…とくに書いていません。日本からでも買えるとすると、送料込みで約17,700円。やはりAmazonの半額くらいですね。
昨年、東京・日本橋に誠品生活がオープンしましたが、置いているのでしょうか。もしあれば、値段は台湾から輸入するよりは高いけれど、Amazonよりは安い、みたいな感じになるんですかね。アフターサービス込みで考えれば、それが一番リーズナブルかも。
ショップを通さず直接Muzenのウェブサイトから購入するといくらになるのでしょう。定価は木製が123USドル、金属製が135USドル。それぞれ日本円で約13,400円と約14,700円。送料を入れるとAmazonよりは安いけれど、台湾誠品よりは若干高めという感じでしょうか。
それから先ほどのレビュー映像に出てました、もう1つの商品。
コチラの商品名は、Muzen Buttonといいます。ポケットにスッポリと収まるレコードプレーヤーの形を模した小型Bluetoothスピーカーです。それ以外の機能は付いていません。カラーバリエーションは4色[*4]。
これもカワイイですよね~。Amazon、博客來、誠品網路書店では扱っていませんでした。購入はMuzenのウェブサイトからのみに限られるようです。定価は75USドルということですから、日本円で約8,200円。高くもなく、安くもなくといったところ。
こういったファッショナブルなアイテムが中国から発信される、そういう時代になっているのですよね~。Muzen、日本ではまだ知られていないですけど、これから流行りそうな気がしません?ちっちゃなラジオを肩から下げていたり、ポケットからレコードプレーヤーみたいなスピーカーを取り出したり、きっと注目されると思いますよ~。
ご興味のある方、いかがでしょうか。
ということで、今回は陳綺貞のラジオ・Muzen OTRをご紹介しました~。
え~、このまま閉めるのもアレなんで、何か1曲かけますか。これは昨日公開されたばかりのMVですね。バイク乗りならわかる、無茶しやがってと思うやつ^^;。ベテラン女性シンガー・黃小琥Tiger Huangの新曲『春到了』を聴きながら今夜はお別れです。明日から3連休の方、お仕事の方も、どうぞ良い週末をお過ごしくださいませ。ごきげんよう。sasanoji電台でした。
なんて恐ろしいMVだあ~。股間が縮み上がったよ~。
あの女の子、よくやったなあ~。ブルブル…。
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脚注