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第24屆金曲獎 -受賞者決定-

【2013第24屆流行音樂金曲獎完整得獎名單】

7/6(六) 金曲獎 YouTube 官方頻道
 星光大道: 102.7.6(六) 17:30(日本時間18:30)
 頒獎典禮: 102.7.6(六) 19:00(日本時間20:00)

 

【演唱類】

最佳年度歌曲獎: 蔡依林『大藝術家』
最佳國語專輯獎: 林憶蓮『蓋亞』
最佳台語專輯獎: 謝銘祐『台南』
最佳客語專輯獎: 暗黑白領階級『回家的路』
最佳原住民語專輯獎: 歐開合唱團『O-Kai A Cappella』
最佳音樂錄影帶獎: 五月天『乾杯』(導演:陳奕仁)
最佳作曲人獎: 黃韻玲/黃韻玲『回味』
最佳作詞人獎: 焦安溥/張懸『玫瑰色的你』
最佳編曲人獎: 常石磊/林憶蓮『蓋亞』
最佳專輯製作人獎: 林憶蓮,常石磊/林憶蓮『蓋亞』
最佳單曲製作人獎: 亂彈阿翔/家家『不一樣的朋友』
最佳國語男歌手獎: 蕭敬騰
最佳台語男歌手獎: 謝銘祐
最佳國語女歌手獎: 林憶蓮
最佳台語女歌手獎: 李婭莎
最佳客語歌手獎: 湯宇歆
最佳原住民語歌手獎: 桑布伊
最佳樂團獎: 猴子飛行員
最佳演唱組合獎: 歐開合唱團
最佳新人獎: 葛仲珊MISS KO
評審團獎: 歐開合唱團
特別貢獻獎: 鳳飛飛(林秋鸞)

 

【演奏類】

最佳專輯獎: 鍾興民作品集『飲食男女Ⅱ 原聲帶』
最佳專輯製作人獎: Daniel Ho/Daniel Ho『吹過島嶼的風』
最佳作曲人獎: 陳欣若/赤子花園(王弢&陳欣若)『頤和園華爾茲』

 

【技術類】

最佳專輯包裝獎: 蕭青陽/盧葦『卡片教堂的鐘聲』

 

今回は…、いえ、今回も、惨敗でした。候補者が発表されたときに今年の金曲獎はシブい雰囲気が出ていると書きましたが、所詮は金曲獎だし、最後はいつもどおりの結果に収まるのだろうと正直タカを括っていました。それでガラにもなく当てにいってみたのですが…、このザマです^^;。

今回の金曲獎の結果には玄人受けのする音楽賞『音樂推動者大獎』と重なる部分もあって、大衆迎合的なお祭りイベントからの脱却を図っている様子はたしかに感じられました。ただ、従来のような金曲獎を期待していたファンにとっては少々とっつきにくい、また、もう少しリアリティを求めていた側からすれば逆に審査員のこだわりや方向性が見えづらい、どっち付かずの印象だったかもしれません。昨年は五月天の6部門受賞というひじょうにわかりやすい結果だっただけに、そのあたりが余計にモヤモヤと残ってしまいました。とは言え、これが変化の途中であるのならば、やはり素直に歓迎していいところなのだろうと思います。

 

第24屆金曲獎は、6年ぶりに標準中国語アルバムをリリースした香港出身のベテラン女性シンガー・林憶蓮を再認識させるためにあった、そう思ってしまうほどの推しっぷりでした。ノミネートされた主要・関連6部門のうち、最佳國語女歌手、最佳國語專輯、最佳專輯製作人(常石磊との共同プロデュース)、最佳編曲人(常石磊)の4部門を獲得。林憶蓮本人は授賞式に出席していなかったため、結果的にプロデュースを務めた常石磊が4度ステージに立つこととなり、あのハイテンションなキャラクターからアノ前衛的なアルバムが生まれたのかと、ちょっと信じられない気持ちで眺めていました^^。林憶蓮の『蓋亞』は金曲獎前に中華音樂人交流協會による年度十大優良專輯や第二屆音樂推動者大獎の年度專輯に選ばれていて、業界で高く評価されていたことはたしかです。だからこそ、金曲獎での受賞は無いと思ったのですが…。完全に予想をハズしました。

最も予想外だったのが、新人賞を獲得したMISS KOです。彼女のスタイルは必ずしも一般受けするものではありません。直前に音樂推動者大獎で最具潛力獎(Future Shock Award)を受賞していますが、それはライブなど現場を重視するこの賞ならではのことで、おそらく金曲獎は無いだろうと僕は考えていました。しかもあの強力なメンツです。ところが結果は見事、MISS KOが受賞。これで審査員がどこを目指しているのか、まったくわからなくなってしまいました。早くも新人賞の段階でノックアウトです。

蕭敬騰の最佳國語男歌手獎も個人的には意外でした。正直に言うと、僕は今回、蕭敬騰がノミネートされた枠は曹格でもよかったのではないかと考えていて、それで今ひとつ積極的に推すことが出来ませんでした。蕭敬騰の4thアルバム『以愛之名』を購入しなかったのも、MV等からやや物足りなさを感じてしまったがゆえです。もちろんこれは個人的な印象であって、ここにノミネートされているのですから受賞に異を唱えるつもりは全くありません。超級星光大道第1シーズンから生まれた初めての最佳國語男歌手に、心からおめでとうと言いたいです。

今回の個人的ショックアワードは以上の3つです^^。

 

ほか、いくつかピックアップしておくと、最佳作曲人獎の黃韻玲は2000年の第11屆以来となる2度目の同賞ノミネートで、これが初受賞。最佳樂團獎の猴子飛行員は2011年の第22屆以来2度目のノミネートで、こちらも初受賞です。第22屆の受賞者・MATZKAとは今回立場が逆になりましたね。

歐開合唱團は余裕の最佳演唱組合獎受賞に加え、最佳原住民語專輯獎にも輝きました。評審團獎は既に決まっていたため、彼らを紹介する映像もタップリと流されていましたね。気になった日本人も多いことと思います。このアルバムを個人輸入する際の注意点としては、ジャケットサイズが紙製大判であるために輸送中に折れが発生しやすいということ。ちょっと覚悟が必要かもしれません。

それから、関連を含め4部門でノミネートされていた帝王・周杰倫がまさかの無冠というのもショックでした。アルバム賞さえ獲れればいいと語っていた彼の心中を察すると、なんだか気の毒に思う気持ちが湧いてきます。今年は2013年、デビュー13年目。さて13枚目のアルバムはどうするのか、気になってきました。蔡依林が最佳年度歌曲獎1つのみというのも、意外だったかなぁ…。

 

今回のズバリ的中は、最佳作詞人獎の張懸(焦安溥)『玫瑰色的你』。残念ながら本人は授賞式には出席していませんでした。会心の当たりはこれ1つだけですね~^^;。