【Best Male Artist】部門です。コチラは女性部門ほど思い入れはないので気がラクです^^。大物だろうと売れていようと、一聴してビビッと来なければ容赦なくバッサリと削りました。僕が選んだ候補は、以下の6名です。
林宥嘉Yoga Lin『大小說家』（6月）
李韋Alex Lee『下班族』（10月）
曹格Gary Chaw『荷里活的動物園』（11月）
方大同Khalil Fong『回到未來』（12月，香港）
倪安東は昨年2月公開の映画『愛的麵包魂』に出演、主題歌も歌いました。2ndアルバム『wake up』は映画公開に合わせて、敢えて2月にリリースしています。この枠に入れるにはまだ若いかとも思いましたが、歌の巧さはオーディション番組出演時から突出していましたし、米・台ハーフのルックスはクールで華があります。今回はこの若々しい勢いを買いました。
林宥嘉は聴けば聴くほどジワジワと沁みてくる、まさに良質の短編小説集のような一品で、すんなりと決定。Suming（舒米恩）は原住民族のアイデンティティを失うことなく現代音楽との融合を試みた意欲作。故郷を大切に思う誠実な人柄が溢れる作品で、これも外す理由が見つかりません。
李韋は伊雪と同じ独立系レーベル・喜國娛樂Cheer Musicの所属。台湾では珍しい歌唱スタイル（韓式とも呼ばれる）のシンガーソングライターです。同僚アーティストにソングライトを任せてシンガーに徹した今作からは、リラックスした雰囲気が伝わってきますね。ボーカリスト・李韋の上手さをストレートに楽しめるEP作品です。
ベテラン・曹格が今作で描いたのは、自身が見せモノとなっている芸能界という不条理な世界。そのしがらみの多さに一時は歌手をやめてパン屋になることも考えていたらしい。6月、アルゼンチンのジャズトリオ・MUSA'sと組んでリリースしたジャズボーカルアルバム『Gary Chaw Project Sensation 1 Jazz』、そして『曹之在我』以来2年ぶりとなるこのアルバムからは、自分のやりたい音楽を好きなようにやろうという、迷いがふっ切れた様子が感じられます。共に高評価です。
僕は台湾でリリースされた作品をメインに聴いているので、香港、中国大陸で活動しているアーティストはほとんど知りません。ここで取り上げることがあるとすれば、よほど気に入ったときくらいでしょうか。方大同はその香港のシンガーソングライターです。12月リリースの最新作は、外見同様に『洗練』、『上品』という言葉がピタリとハマる。傑作です。
張傑『小丑/英雄』
Mc Hot Dog『貧民百萬歌星』
李雨寰DMDM『我可是天使』
韋禮安『有人在等』
羅志祥『但丁』，『舞極限』
周傳雄『打擾愛情』
蕭敬騰『以愛之名』，『Mr. Jazz_A Song For You』
盧廣仲『有吉他的流行歌曲』
嚴爵『單細胞』
陳零九『我只是害怕』
廖大森『幸福的DJ』
胡夏『燃點』
陳威全『傾聽』
陳建年『山有多高-電影概念音樂篇』
NO NAME『0537』
蔡旻佑『超級右腦』
陳乃榮『同種異類』
信『我記得』
趙治德『一億次重來』
阿杜『第9次初戀』
王識賢『一起去幸福』
鍾鎮濤『最好的原來是最簡單的』
張信哲『空出來的時間』
阿超『祝_旅途愉快』
廖文強『至少很好笑』
林健輝『好流氓』
黃建為『嘿!小女孩』
王野『痛快』
陳浩民『I am you are』
阿樂『時光機』
李立崴『終於』
康康『不如使力』
林俊傑『他是...JJ林俊傑』
民雄巴萊『Less and More』
趙傳『音樂武俠』
林俊逸『1949月光』
鄒宗翰『第一人稱』
陳偉聯『分岔口』
亂彈阿翔『把我換成你』
周杰倫『十二新作』
楊瑞代『I`m not a Gentleman』
潘裕文『聽克拉克說』
胡彥斌『大一號』
吳克群『寂寞來了怎麼辦?』
潘瑋柏『24個比利』
周湯豪『S.N.G』
炎亞綸『紀念日』
汪東城『你在等什麼』
小宇『再一次』
陳奕迅『...3mm』，『…3mm Remix』（香港）
孫耀威『A Second Thought』（香港）
林一峰『家課』，『愛鄖書』（香港）
李泉『天才與塵埃』（中国）
