昨年の【Best Female Artist】部門は、孫燕姿、張惠妹、蔡健雅ら大物アーティストを躊躇なくノミネートしてきた金曲獎とはちょっと違う色を出せたのではないかと思っています。今回も変わらずその方向で。僕が選んだ候補は、以下の6名です。
伊雪Eishei『春雨』（4月）
Wanting（曲婉婷）『Everything in the World』（4月，北米）
符瓊音Meeia Foo『不搖滾小姐』（12月）
選んだポイントは単純。ボーカルにビビッときたか、曲が好みかどうかです。派手な衣装や踊りなどのパフォーマンスは関係なし。アルバム売り上げランキングも無視です。ただ、今回はシンガーソングライターの表現者としての部分も加味してみました。大きく影響はしていませんが、内訳はシンガーが2名、シンガーソングライターが4名となっています。
伊雪は4曲入りEPを毎年1枚出すだけの、最近はMVにも顔を出さないというミステリアスな女性シンガーです。繊細なビブラートを伴った“泣き”のボーカルが魅力で、同僚アーティスト提供の楽曲をしみじみと歌いあげています。もっとたくさんの人に知ってほしい、聴いてほしい、大好きな女性シンガーです。
マレーシア出身の符瓊音は2年ぶりのアルバム。年末ギリギリになってのリリースでした。見事に成長しています。外見も女性らしくなり、感情表現はさらに深みを増しています。10コでも20コでも“はなまる”を描いてあげたいくらい。プライベートの情報を知らないのですが、何かいいことでもあったかな～と想像させるような、華やいだ雰囲気が漂ってきます。
徐佳瑩、金曲獎を含め候補から外す音楽賞なんてあるのでしょうか。そう思ってしまうくらいシンガーとしてもソングライターとしても充実しています。これは誰もが問題なく選ぶでしょう。
Wantingは新人ですが、その枠のみに収めるには規格がド外れています。彼女に対抗出来るスケールを備えた女性シンガーソングライターなど、そうは出てこないのではないでしょうか。いや、新人枠に入れること自体が間違いだったかも…。
萬芳は歌手歴20年以上、ヒット曲は多数、女優としても知られるベテランです。2010年、8年ぶりにアルバムをリリースし、翌年の金曲獎で最優秀女性シンガー部門にノミネートされています。長いキャリアを持ちながら金曲獎には縁がなく、意外にもそれが初めてのノミネートでした。今作は歌手活動を本格的に再開して2作目。前作では足元の様子を探りながらおずおずと踏み出すような雰囲気も感じられましたが、2年経った今作では一気に奥深くにまで踏み込んだ、思いっきり分厚い音作りをしています。それでいて歌声は優しく、メロディは耳に馴染みやすい。
盧凱彤は最後に選びました。ベテラン・梁靜茹とどちらにしようか迷って、最終的に大好きな盧凱彤を入れました。そうとう聴き込みましたからね～、このCD。
正直、女性アーティストはみんな大好きなので、選ぶのがツライ…^^;。
D.D『Miss D.D』
梁靜茹『愛久見人心』
家家『忘不記』
芮斯『美麗的末日預言』
史茵茵『送給阿嬤的歌』
黃韻玲『永恆。承諾』
張懸『神的遊戲』
張芸京『小女孩』
陳嘉樺『我就是...』
鄧福如『你好，哈波尼斯』
魏如萱『沒有星期五的無人島』
葛洛力『小鬧劇。選集』
林綾『看見我』
溫嵐『Landing』
蔡詩蕓『黑色彩虹』
龔芝怡『聲.體.與言』
丁噹『好難得』
林凡『愛情_很突然』
岑寧兒『2/2』
黃美珍『途中』
李婭莎『愛』
張文綺『張文綺』
黃鶯鶯『搖籃曲』
蘇盈之『幸福就好』
李翊君『愛上寂寞』
孟庭葦『太陽出來了』
陸瑤『寂寞開始』
阿洛卡力亭巴奇辣『太陽月亮』
依拜維吉『釋放』
SASAMIA『深洋呼喚』
郁可唯『失戀事小』
亦帆『砍掉重練』
湯旭『雲速愛』
江美琪『房間』
黃雅莉『年輪』
梁心頤『自由靈魂』
郭采潔『給他』
宇珩『温柔鋼鐵』
林憶蓮『蓋亞』
范瑋琪『愛，在一起』
梁詠琪『Butterfly Kisses』
辛曉琪『遇見快樂』
黃小琥『愈愛愈明白』
梁一貞『秘密呼吸』
張韶涵『有形的翅膀』
A-Lin『幸福了 然後呢』
卓文萱『反正卓文萱』
安又琪『MISS安』
蔡依林『MUSE』
蕭亞軒『Super Girl 愛無畏』
王心凌『愛不愛』
楊丞琳『想幸福的人』
郭靜『我們都能幸福著』
阿蘭『Love Song』（中国）
林二汶『同名專輯』（香港）
