本名は李雯蕙（リーウェンフイ）。1984年生まれ、台中市の出身。亞神音樂Asia Museから9月26日にリリースされる、ファッションリーダー・山東Sadonのデビューアルバムです。プロデュースは創作才女・陳珊妮Sandee Chan。2年をかけて制作された、全10曲入りのフルアルバムです。
Sadonは自身でも楽曲創作をするようですが、このデビューアルバムには彼女の自作曲のほかに、許哲珮、魏如萱Waa、賴正芬、蕭嫈殷、女孩與機器人The Girl and the Robotsの蛋、旺福のボーカル・姚小民、今年の金曲獎で最優秀バンド候補にノミネートされたMary See The Futureら、個性派と呼ばれるアーティストたちによる楽曲を多数収録。潮人（ファッションリーダー）系音樂精靈・山東Sadonらしいカラフルな作品となっています。6曲目、陳珊妮作詞、許哲珮作曲の『少女A』なんて中森明菜にインスパイアされたナンバーだっていうんだから、もぉ～早く聴きた～い！ ※曲調、ぜんぜん違いました～^^;。歌詞は『少女A』をモチーフに80年代と現代の少女を対比した内容となっているみたいです。
5曲目に収録、首波主打『對我來說』。見事に陳珊妮の色になっていますね^^。作詞作曲は蕭嫈殷。陳珊妮のライブで前座を務めたこともある、Sadonとも相通ずる世界観を感じさせる新進個性派シンガーソングライターです。
Sadonはもともとアパレルデザインやショップ経営で活躍していたファッションリーダー的存在の方で、音楽の世界に進出したのは2010年頃。木村カエラ、Every Little Thing、Do As Infinity、ASIAN KUNG-FU GENERATION、椎名林檎ら、日本のアーティストに大きな影響を受けているそうです。
あ…なるほど～、ELTの持田香織に雰囲気が似てるかも～^^。
彼女のWebsiteには『山東ストリートボイス』とか『サドン＆フェイダー』とか、日本語もチラホラと見えますねー。
The Fader（台湾）は、ギターのHitsuとRocha、ベースのJack、ドラムのLouisら男性ミュージシャン4名によって結成された彼女のサポートバンドで、このアルバムのラストに収録されている『自我介紹』は、2010年に山東Sadon & The FaderとしてStreetVoiceにUPしていた曲です。 ※到着したCDを確認したところ、今作にThe Faderは関わっていませんでした。今回は林宥嘉や郁可唯、魏如萱ら多数のアーティストの作品に参加している徐千秀（Gt）や、林宥嘉、陳珊妮、原子邦妮のバックを務め、史茵茵のユニットにも参加していた程杰（Ba）、F.I.R.飛兒樂團Live Bandの賴聖文（Dr）ほか第一線で活躍するミュージシャンが彼女を支えています。
それからもう1つ。今作では日本のファッションフォトグラファー・新田桂一さんが関わっているところにも要注目。本作のジャケ写は新田さんのお仕事です。彼のブログを見ると、6月に台湾でお仕事をされているみたいですけど、それかな～？
Sadonは新田さんが初めて撮った華人シンガーだそうですよ^^。
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