曲婉婷Wanting『我的歌聲裡 Everything In The World』（2012年）
本名は曲婉婷（チュワンティン）。中国黒竜江省ハルビンの出身。4月24日、Wantingはメジャー1stアルバムとなる『Everything in the World』を北米地区でリリースしました。レーベルはSarah McLachlanやDidoら有名アーティストが多数所属するカナダのNettwerk。WantingはNettwerkが契約した初めての中国人アーティストであり、カナダを活動の拠点としている新進気鋭の女性シンガーソングライターです。
NettwerkのCEO・Terry McBrideが認めただけのことはある。とても上質の聴き心地の良いポップスに仕上がっています。全13トラック、英語歌9曲のほかに中国語歌4曲（ボーナストラック1曲含む）も収録されています。※大陸盤はさらに中国語歌3曲が追加されて全16曲となっている。
このとおり紛れもなく洋楽ですが、まさにそこが狙い目で、彼女のハスキーな落ち着いた歌声とアコースティックをベースとしたこのサウンドは、日本人にはきっと抵抗感なく受け入れてもらえる。例えばInterFMやJ-WAVEあたりでまず英語歌のほうをヘビーローテーションしてもらえれば、必ずや食いついてくる人がいるハズです。そこで中国語歌のほうを流せば、彼女はいったい何者だ？…となるに違いない^^。
中国語歌でも良いものがあるとわかってもらえたならシメたもの。あとは選曲担当者のセンスでしょう。これを洋楽の亜流の1つと見てこれっきりにするか、C-POPの可能性に気づいてちょっと拡げてみようと考えるか。
とりあえず“ジェリコの壁”を崩してみませんか、日本の業界の人たち。
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