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LaLa主演『理想人生』、…To Be Continued!!

徐佳瑩LaLa Hsu『理想人生』(2012)

lala-hsu2012 笑撃のダンボール製ジャケット!

 

6月6日にリリースされた徐佳瑩LaLa(シュージャーイン)の3rdアルバム、前作『極限』からは1年9ヶ月ぶりとなるオリジナル作品集です。全10曲、全てがLaLaの作曲。プロデュースは前作に続いて陳建騏George Chenが担当。陳建騏は現在、魏如萱Waaの『不允許哭泣的場合』で第23屆金曲獎の最優秀アルバムプロデューサー部門にノミネートされていますね。作詞にはこれまた前作から続いて葛大為(グォダーウェイ)が参加。2ndアルバム収録の『極限』、『懼高症』で形作られたこの3人のトライアングル、今作でも盤石です。

 

葛大為作詞、徐佳瑩作曲、首波主打『不難』。MVを監督したのは映画『帶我去遠方』の新鋭・傅天余。カメラは『父後七日』、『寶米恰恰』の傅士英。美術は『一頁台北』、『艋舺』の陳柏任。そして出演しているのはLaLaとは姉妹のような間柄、『一頁台北』で主演を務めた女優・郭采潔Amber Kuoです。

 

この『不難』が第1弾シングルということで、僕は『懼高症』の流れをもっと内側に向けてリリカルな部分を強調してくるかと思っていたのですが、台湾の絵本作家・幾米(ジミー)原作のミュージカル『向左走・向右走』や『地下鐵』の音楽監督としても知られる陳建騏がトータルプロデュースしたこともあって、とても聴きやすい滑らかな作品に仕上がっています。1枚のアルバムの中に起伏のある舞台的な流れ、ストーリーを感じました。前作『極限』は、LaLa、陳建騏を含む4人の共同プロデュース作品だったためか、ややもすると最後まで息つく暇なくグイグイと迫ってくるような緊張感があったかもしれません。

 

1曲目、今作は『布穀(カッコウ)』の鳴き声と共に静かに幕が上がります。グリーグの『ペールギュント』、第1組曲『朝』のような趣きです。

 

2曲目は彼女のたからもの、ハムスターの『阿生』の歌『翻滾吧!我的寶貝』。朝、身支度をしている横で回し車をガア~ッと回している阿生の姿を思い浮かべながら聴きましょう^^。

 

3曲目、葛大為作詞、徐佳瑩作曲、第2主打『你敢不敢』。

 

5曲目『辣椒』は…スゴイです。説明出来ない自分がもどかしい^^;。
ストーリーで言えば中盤のピーク。複雑で重厚なギター、ベース、ドラム、ストリングスの音色が一体となって盛り上げる、劇的なロックナンバーです。もう買って聴いとくれ~^^。

 

続く6曲目『不難』では、一気に内面の奥深くへと沈み込んでいきます。

 

現実と同じく浮かび上がるには少し、時間が必要のようです…。
明るい兆しが見えてくるのは終幕間近になってから。8曲目『調色盤』は美しいストリングスとピアノの音色に癒される、優しい曲です。

 

そしてクライマックスの9曲目、アルバムタイトルナンバー『理想人生』。静かだけど前向き、チカラ強さを感じさせてくれる曲。たぶん心の位置がこのストーリーと似た場所にあるひとは、滂沱の涙です。

 

今作で最も驚いたのは、ラスト10曲目の『拉拉隊』!
パワフルなダンスビートですww!後ろがもの凄いことになっています!!

Twitterでもつぶやいてしまったのだけど、もしもこのアルバムを『理想人生』という1本の青春映画とするならば、『拉拉隊』は確実にエンディング主題歌です!
スクリーンにはきっとダイジェストシーンといっしょにスタッフロールがダァ~ッと流れている。

そして最後には…、『To Be Continued』と出るに違いない!!

 

この続き、早く見たい~!
LaLaの『理想人生』は、そんな気持ちにさせてくれる1枚でした。

 

ラストナンバーの『拉拉隊』は新作発表ライブのセットリストには入ってなかったみたいだけど、どのタイミングで決まったのだろう。ここに持ってきた陳建騏、さすがだわ~。これがあると無いとじゃ作品としてのしまり具合が雲泥の差だったと思う。MV出してくれぇ~。

 

リピートするとアタマとケツが違和感なく繋がるのでずっとループさせてます^^。

 

笑撃のダンボール製ジャケットはコチラ^^。

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こんなの初めて見た。
なんか『リリースに間に合いませんでしたっ、ごめんなさい!』みたいなジャケットだ。でも値段はいつもとかわらないのな^^;。