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Robynn & Kendyのデビューアルバム、6月13日リリース!

Robynn & Kendy『首張同名專輯』(2012)

robynn-kendy20121st

 

Robynnは昨夜、Kendyはきょう未明、それぞれのFacebookに情報がUPされました。

 

デビューアルバム、6月13日リリースです!

 

待ちました!待たされました!…というより、告知1週間後にもうリリースですか~。なんとも慌ただし~いワクワク感です^^。内容は2CD+DVDの3枚組!

CD1には、既にオフィシャルMVがUPされている『小說伴咖啡』、『翻牆』を含む新曲6曲を収録。CD2は、昨年7月のユニット結成以来彼女たちがYouTube上で公開してきたカバー曲の中から、ブレイクのキッカケとなった劉德華Andy Lauの『你是我的女人』ほか、張震嶽(チャンチェンユエ)の『思念是一種病』、胡夏Hu Xiaが歌った台湾映画『那些年,我們一起追的女孩』の主題歌『那些年』など5曲をチョイス。全11曲のうち広東語が7曲、標準中国語が4曲という構成となっています。

DVDには新曲『翻牆』、『小說伴咖啡』、『Sunset』のMVとメイキングが収められているようですね。現在、YesAsiaでは予約受付中。香港環球音樂Universal Music作品ということで、台湾の博客來、五大唱片にはまだラインナップされていません。んん~しょうがない、今回はYesAsiaにしておこうかな…^^;。

 

今回CD2に収録されている『思念是一種病』は、張震嶽が2007年にリリースしたアルバム『OK』収録の同名曲がオリジナルです。Robynn & Kendyは昨年8月、そのカバーMVを『思念是一種病×Where is the Love』のタイトルでYouTubeにUPしました。ただ、これがちょっと複雑な構成のカバー曲で、単純に張震嶽をカバーしたのではなく、タイトルにあるとおりアメリカの人気ヒップホップグループ・The Black Eyed Peasの『Where is the Love?』をミックスした形となっているのです。

 



順に、Robynn & Kendy『思念是一種病×Where is the Love』、張震嶽『思念是一種病』、The Black Eyed Peas『Where is the Love?』、齊秦『思念是一種病』、米マサチューセッツ州・タフツ大学の男性アカペラグループ・Beelzebubs(The Bubs)との即興ジャムによる『思念是一種病×Where is the Love』。

 

YouTubeにUPされていた『思念是一種病×Where is the Love』を最初聴いたとき、この2曲をミックスしてしまおうと考えた彼女たちを想像して思わずニヤリとなってしまいました。とにかく似ているのですよ~、この2曲は。構造的に。同じビート、リズムの上に違和感なく乗っかる。それをなんの衒いもなくやってのけてしまった、これはもう2人のキャラクター勝ちというほかないのでしょうね~^^。

The Black Eyed Peasの『Where is the Love?』は、2003年リリースのアルバム『Elephunk』に収録されているJustin Timberlakeをフィーチャーした世界的大ヒットナンバー、彼らの出世作です。その後、DJやクリエイター、アーティストらによるリミックスバージョンのみを集めたコンピレーションアルバム等もリリースされました。

張震嶽の『思念是一種病』の作詞作曲には、齊秦Chyi Chinと張震嶽、2人の名前がクレジットされています。そもそもこの曲の骨格となっているのは、齊秦の1989年のアルバム『紀念日』に収録されている同名曲『思念是一種病』で、つまりこれもオリジナルを活かしたリメイク作品だったのですね。元の歌詞はひじょうにシンプルで、張震嶽版のオープニングやサビの部分で繰り返し使われています。

この2曲、曲調も似ているのですが、途中女性ボーカルが入る構成もソックリです。The Black Eyed Peasはアルバム『Elephunk』から女性シンガー・Fergieが加入、スタイルの幅が拡がったことで大きくジャンプアップをしました。『Where is the Love?』でも彼女の歌声が良いアクセントとなっています。張震嶽の『思念是一種病』では蔡健雅Tanya Chuaがゲストで参加して、FergieJustin Timberlakeと同様の役割を果たしているようですが、そのあたりは意識していたのでしょうか。

今回CDに入っているのは張震嶽版か、それともYouTube版か。楽しみに待ちましょうかね~^^。あ、その前にまず予約しなきゃ。

 

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