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JABBERLOOPの台湾限定盤、これは贅沢なベスト集だ!

今回はTW-POPではありません。
今日ご紹介するのは、こちらの商品!(◎´∀`)ノ

 

JABBERLOOPJABBERLOOP 台灣特選輯』(2011)

jabberloop

 

2004年に京都で結成された日本の5人組クラブジャズバンド、JABBERLOOPの台湾デビュー盤です。

JABBERLOOPの名前は、以前台湾の人気ラッパー・蛋堡Soft Lipaをピックアップしたときに出ていますね。本作『JABBERLOOP 台灣特選輯』は、昨年12月にメジャーレーベル・亞神音樂Asia Museからリリースされた2枚組、全26曲入りの台湾限定の新曲+ベスト集です。

 

DISC2、11曲目収録のナンバー。2008年のワークスアルバム『Infinite Works』から『Behind The Wind』。

 

JABBERLOOPが日本でメジャーデビューしたのは2007年7月のことですが、それ以前から海外アーティストの間では高く評価されていました。直前の5月にロンドンでリリースしたEP『UGETSU』は、当時BBCのラジオ番組や多数のメディアに取り上げられ話題となりました。現在までにベスト盤、ライブ盤など企画物を含め8枚のアルバムをリリース。2009年にはベスト盤『REVENGE OF THE SPACE MONSTER』で全米デビューを果たしています。

台湾に進出したのも同じ2009年で、そのとき初めて蛋堡とジャムセッションを行ないました。翌年、彼らは蛋堡との共作アルバム『経典!』(Vithmic)を作り上げますが、これは蛋堡がリリースした『月光』(亞神音樂)とは曲順とボーナストラックの曲目が若干異なる、双子の関係にある作品です。HMVに出ているメーカー資料では、その『経典!』が第22屆金曲獎の最優秀国語アルバム賞にノミネートされた…となっていますが、これは正確ではありません。当時、JABBERLOOPはまだ台湾で正式にデビューしていませんでしたし、実際にノミネート対象となったのは蛋堡の『月光』のほうです。

しかしながら、この共演でJABBERLOOPの台湾に於ける知名度は一気に上昇しました。2010年12月、その勢いを駆って出演した野外音楽イベント・簡單生活節(シンプルライフフェス)では、蛋堡とのコラボで会場をヒートアップさせ、その後、台湾ツアーも敢行し成功させています。

JABBERLOOPはおそらく今、台湾で最も人気のある日本のジャズバンドです。

 

DISC1、8曲目に収録。2ndアルバム『CHECK THIS OUT!!』から彼らの代表曲、ライブでの盛り上げナンバー『シロクマ』。

 

本作に収録されている曲目を確認したところ、1stアルバム『and infinite jazz』(2007年)から5曲、2008年にリリースしたワークスアルバム『Infinite Works』から1曲、2ndアルバム『CHECK THIS OUT!!』(2009年)から10曲、ミニアルバム『OOPARTS』(2009年)から3曲、3rdアルバム『攻め燃える』(2010年)から5曲の計24曲に、今回CD初収録となる新曲『Heavy(重)』と『SATO(鄉)』の2曲が加えられ、全部で26曲となっています。

結果的に全米デビュー作のベスト盤『REVENGE OF THE SPACE MONSTER』に収録されている曲は、『BERMUDA TRIANGLE』以外すべて入っているということになりますね。

 

五大唱片は在庫ナシ、博客來には在庫があります。YesAsiaにはラインナップされていませんでした。歌詞がありませんから、台湾盤でも問題ないでしょう。これはなかなか良いものだと思いますよ~。

 

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