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西田惠里奈、台湾でCDデビュー!

西田惠里奈NANA『午後可頌』(2012)

nana2012

 

西田惠里奈がNANA名義でリリースした台湾デビュー作です。リリース日はダウンロードサイトでは昨年12月25日、五大唱片では今年1月3日となっていますね。発売年は五大唱片のほうに合わせました。ジャズボーカルアルバムなのでどうしようか迷ったのですが、エールも込めてピックアップいたします。

 

アルバムタイトルナンバー、『午後可頌』。

 

KISS RADIOの華語排行榜(標準中国語チャート)、ここでは20位までしか見ることが出来ませんが、2012年5週(2月3日付)の20位ギリギリに、『午後可頌』からの1曲『Afternoon Tea』が初登場でランクインしていました。アルバムコンセプトはどうやら『冬のティータイム』。慌ただしい都会の中で珈琲を飲みホッと一息入れる、そんなシチュエーションに似合う曲、といったところでしょうか。全13曲のうち4曲は中文歌を日本語にしたもの。また、標準中国語(華語)だけでなく台湾語にも挑戦していて、台湾語で歌った日本のソーラン節『素蘭小姐要出嫁』ではジャズの名曲『Watermelon Man』を巧みに使用。全体の構成は、現在最年少シンガーソングライターとして注目を集めている許雅涵Candy Hsuのお母さん、台湾ジャズの第一人者・宋甜兒(漂兒音樂)が引き受けました。台湾で活躍する日本人プロデューサー・金木義則氏も参加、彼女自身もプロデュースに携わった意欲作です。

 

6曲目に収録、『分手後的第一個秋天』。

 

西田惠里奈は日本・兵庫県出身。生年は公表されていません…が、グラビアアイドルグループの一員としてかな~り以前に東京でデビューしていたようです。その後は3BabA、FLASH-POINT、ハリケーンガール等、ユニットを組んでアーティスト活動をしている模様。ですので、けっこう年齢はイッてますか~?現在は拠点を台湾に移して歌手活動をしているほか、TVや映画にも出演しています。昨年公開された話題の映画『賽德克・巴萊』にも端役ではありますが、インパクトある雑貨屋のおかみさん役で出演し、これで一気に知名度が上昇。彼女も自分を起用してくれた魏德聖(ウェイダーション)監督には本当に感謝しているようで、アルバムキャンペーン中ながら、もし映画のPRに自分が必要なら何を置いてでも駆けつけると話していたそうです。

 

『藍色日記』の日文版、『蒼い日記』。

 

『忘記時間的時鐘』の日文版、『HIKARI』。

 

先日、日台ハーフの女性タレント・MAKIYOが関係する暴行事件が発生しました。日本人に対する風当たりも強くなっているようです。それが西田惠里奈にとって逆風とならなければよいのですが…。とにかく、ガンバレ~!(2月10日付チャートでは早くも圏外~^^;)