sasanoji電台【台湾ポップス専門】

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台湾でタクシーに乗ったときは、後部座席でもシートベルトを。

今月2日、MAKIYOが一因となって発生したタクシー運転手暴行事件。そもそもこれの発端は、運転手にシートベルト着用を指示され、その態度が気に入らなかったというものでした。

 

じつはこの事件が起こる前日2月1日から、台湾ではある規則が施行されていました。車の後部座席にもシートベルトの着用が義務付けられたのです。当日の台湾国際放送RTIの番組『ようこそT.room』では、そのことについていち早く伝えています。

それによると、一般の自家用車でシートベルトを着用していなかった場合は運転者に罰金が科せられる。タクシーの場合は、運転者が乗客に対してシートベルト着用が義務付けられたことをお知らせし、従わない乗客は降車させることが出来る。つまり今回被害に遭った運転手さんは、至極真っ当なことを言ったにすぎなかったのです。

 

台湾国際放送の上野アナが当日タクシーに乗ったところでは、ちょうど後部座席に座った目の前、運転席と助手席の背中側にシートベルト着用をお願いするシールが貼ってあったようです。ただ中国語で書かれていることがほとんどで、同じく台湾国際放送のアナウンサー・王課長が『外国人が乗ってきたときはどうするのか』と運転手に尋ねたところ、たまたまその方は日本で3年間ほど暮らしたことがあったそうで、『シートベルトをしてくださいとお願いします』と、日本語で話してくれたそうです。では日本語の出来ない運転手さんはどうするのかと尋ねたところ、シートベルトをする動作を見せればわかってくれるんじゃないか、とのことでした。

 

今回の規則では、シールなど文字で伝えるだけでよいことになっていました。でもお客さんが外国人だった場合には伝わらないこともある。今後はイラストの入ったステッカーも用意されるのではないか、それでもダメなときにはやはり運転手さんが動作をしてわからせることも必要になってくるだろうとのことでした。また王課長は、タクシーによってシートベルトの設置箇所が違っていて戸惑うことがあると、気になる点として挙げていました。

 

それにしても、その翌日にこんな事件が起こるとは…。

これから台湾を旅行される方、運転手さんに言われる前にシートベルトをお願いしますね。また、釣り銭トラブルを避けるためにも、1000元での支払いは遠慮したほうがよいでしょう。