胡德夫Kimbo『大武山藍調』（2011）
胡德夫（フーダフー）。1950年生まれ。愛称はKimbo。父親は原住民族プユマ族、母親はパイワン族の出身です。『台湾フォークソングの父』であり、また台湾民族運動の先駆となった重鎮です。Kimboの愛称は、彼が憧れていた部族の勇者の名にあやかって名乗っているものだそうです。
先月18日、Kimboは前作『匆匆』（野火樂集）から6年半ぶりとなるアルバム『大武山藍調 Sky High Mountain Blues』（有凰音樂）をリリースしました。KISS RADIO標準中国語チャート（44週）、19位での初登場となりましたが、今後間違いなく上昇すると思われる注目作です。
10曲目に収録、2009年、台北で開催された第21回夏季デフリンピックの主題歌『Power In Me』。このMVは当時のもので、バックコーラス、アレンジ等が若干違うようです。
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Kimboはこのアルバムを制作するにあたり、カントリーミュージックの都、アメリカ・ナッシュビルを訪れ、名プロデューサー・David Leonardらトップアーティストの協力を得て、ブルース、ソウル、ロックの精神を直に注ぎ込みました。また新たに編曲された『Power In Me』には、Kimboと同じく原住民族出身である張惠妹A-Mei、MATZKAらがコーラスで参加、演奏はプラハ交響楽団という豪華な楽曲に生まれ変わっているようです。英語、原住民族語、標準中国語（華語）による全11曲を収録。
きょう11月10日、Kimboは61回目の誕生日を迎えました。この歳にして、パワー全開です。
2007年海洋音樂會でのライブ映像らしい、『太平洋的風』。
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2005年、Kimboは1st『匆匆』で数々の賞に輝き、翌2006年の第17屆金曲獎では、収録曲『太平洋的風』で最優秀楽曲賞と作詞者賞を受賞しています。
ニューアルバム・リリースを祝福する各界著名人たち。
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