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第22屆金曲獎・最優秀年間楽曲賞 -ノミネート編-

2011第22屆金曲獎最佳年度歌曲入圍者

日本で言うところの『レコード大賞』、グランプリに相当する賞です。
ノミネートされているのは以下の7曲。(歌手名/曲名/作詞/作曲)

洪敬堯『戀花』(王雅君/洪敬堯)
周杰倫『超人不會飛』(周杰倫周杰倫
莫文蔚『完美孤獨』(林夕/莫文蔚)
林凡『重傷』(魯維孝/符致逸)
縱貫線SUPER BAND『給自己的歌』(李宗盛/李宗盛)
江蕙『當時欲嫁』(謝誌豪/謝誌豪)
王力宏你不知道的事』(王力宏,瑞業/王力宏

 

莫文蔚Karen Mokと林凡Freya LimのMVは以前ピックアップしていますので、今回は省略します。王力宏Wang Leehomも今回はYouTubeのリンクのみで。江蕙Jody Chiangは80年代初頭から歌っている台湾語歌謡の女王で、『台語天后』と呼ばれています。東日本大震災チャリティーアルバム『為日本加油!』にも参加していましたね。

 

祝!第22屆金曲獎【最佳專輯製作人獎】、受賞!

洪敬堯『戀花』

洪敬堯(ホンジンヤオ)、英語名はEric Hung。1967年生まれ。中文版Wikiの情報は僅かで、日本でもほとんど知られていないアーティストのようですが、台湾ではたいへんに有名な芸能一家の出身です(日本で言うと高島ファミリーのような)。彼のお父さんは昨年2月惜しくも他界した台湾語歌謡のキングこと洪一峰(ホンイーフォン)。兄・榮宏と弟・榮良もそれぞれ台湾を代表する歌手とプロデューサーです。敬堯はこれまで主に作・編曲者としてアーティストへの楽曲提供等で活躍。1996年の第7屆金曲獎で最佳專輯製作人獎を受賞、最佳編曲人獎にはこれまで6度ノミネートされ、2007年の第18屆金曲獎で初受賞しています。その彼が今回表舞台に姿を現したのは、偉大なお父さんの死も影響しているのでしょうか。

この『戀花』は豪華アーティスト陣が参加した洪一峰のトリビュートアルバム『戀花』に収められている、洪敬堯による新曲です。聴けば聴くほど心に染み入る、味のある曲です。

Unofficial

 

祝!第22屆金曲獎【最佳國語專輯獎】&【最佳國語男歌手獎】、受賞!

周杰倫『超人不會飛』

周杰倫Jay Chouです。王力宏と同様、苦手なアーティストです。基本的にイケメンと呼ばれる方は好みではありません^^;。ありませんが、それも楽曲によりけりで、波長が合えばもちろん取り上げますヨ。周杰倫についての情報はネット上に溢れていますので割愛するとして、金曲獎常連の彼は今年も7部門でノミネートされています。相も変わらぬ帝王ぶりですね。でもメインとなる部門ではどうでしょう。今回はなかなか強敵揃いですよ。

スローテンポのヒップホップナンバー『超人不會飛』。MVの面白さに負けてしまいました^^。

 

祝!第22屆金曲獎【最佳年度歌曲獎】、受賞!

縱貫線SUPER BAND『給自己的歌』

ブルージーだなぁ、こういう曲もノミネートされるんですねー。結成は2008年。メンバー4人のうち最年長は羅大佑(Vo,Key)で現在56歳。張震嶽(Vo,Dr)が一番若くて37歳。李宗盛(Vo,Gt)、周華健(Vo,Gt)も50オーバー。平均年齢48歳超という正真正銘のオヤジバンド、これまで台湾音楽界を支えてきた4人の重鎮によって結成されたスペシャルバンドです。リリースした作品はEP2枚のみ。1st EP『北上列車』(2009年)で昨年の第21屆金曲獎で最優秀バンド部門にノミネートされています。

『給自己的歌』は1stEP『北[上]列車』に続く2作目、『南[下]專線』に収録されています。

各メンバーそれぞれボーカルを務めていますが、この曲で歌っているのは李宗盛Jonathan Lee、52歳。80~90年代にかけてヒット曲を連発した有名なヒットメーカー、プロデューサーです。そしてもう一人の最重要メンバーが、先月女性歌手のヒット曲カバーアルバム『花旦』をリリースしたばかりの国民的歌手・周華健Emil Chau,50歳という…。なんだかこのバンド、ここで取り上げるのがもったいなくなってきました。いい年をしたオヤジたちが集まって何か企んでいるのって、楽しそうでいいですよね~^^。

 

さて、個人的には洪敬堯か林凡が獲る、と予想しているのですが、林凡には最優秀年間楽曲賞か最優秀国語女性歌手賞、どちらかあげてほしいなー。オヤジバ…失礼、縱貫線SUPER BANDが獲ったら、それはもちろん凄いことですけどねー。王力宏周杰倫が獲っちゃったら、しょうがないw。江蕙なら、素直におめでとうと言います^^。